3月のご挨拶

 3月になりました。暦の上では春ですから、これから毎日、明るく暖かくなってきます。ウィルスは基本的には寒い環境で動きが活発ということですから、暖かくなることによって少し動きが収まる期待ができます。そしてワクチンの接種が始まり、ただただ感染拡大の様子を見守り行動を控えるという受け身の姿勢しか取れなかった状況から、少し能動的動けるようになるのではないでしょうか。期待できますね!

しかしコロナによってもたらされたたくさんの被害の回復にはまだまだ時間がかかります。世界中のすべての人がこれから先の自分および家族などの生活に対して大きな不安を抱えていることと思います。そしてそれは日本カイゼンプロジェクト会員の皆様の会社のすべての方々においても同じでしょう。従業員の方々は会社の将来や金銭面の不安だけでなく、社会に蔓延しているネガティブな情報からくるストレスでかなり疲れているのではないかと思われますが、コロナ騒動からくる経営的な対応に追われて従業員一人ひとりの心のケアがおろそかになっていないでしょうか?

不況だ、不安だと暗い環境の中では決して良いカイゼンは生まれません。しかしこういう時だからこそ、従業員一人ひとりに気を配り、従業員に元気になってもらう活動をすることをご提案させていただきたいと思います。

日本の製造業は以前に持っていたモノづくりにおける力を失ったといわれています。残念ですが、確かにその傾向は見受けられます。そうなった原因についてはいろいろな分析がされていますが、私はそのうちの一つに経営者と従業員の間、あるいは従業員間の交流が減り、結果として会社で働くモチベーションが落ちていることがあるのではないか?と思っています。以前と比べてQCサークルやカイゼンの実行が減っていれば、ほめられる機会も減っていることでしょう。会社の組織が細分化され管理的になり、経営者や営業や設計が現場に行くことも減っています。こういう中ではお互いが助け合い意見を交換する中で得られる学びが生まれず、達成感も得られません。その結果、大きな変化の時代を生き抜いて勝ち進むために必要なモチベーションやチエも出にくくなります。


日本カイゼンプロジェクト会報誌第4号を皆様のお手元にお送りします。今回はコロナを乗り越えて次の更なる高いステージに到達するヒントになる記事が満載です。どうぞご参考になさって今の厳しい状況を乗り越えてください。

日本カイゼンプロジェクトもこの時期のピンチをチャンスに変えるいろいろな活動や準備をしております。ご意見、ご質問、あるいはご要望などどうぞ私たちにご連絡ください。

日本カイゼンプロジェクト
会長 柿内幸夫