「改善」とは、読んで字のごとく、「善く改める」ということです。もっと簡単にいうと物事をよくしていくことです。悪くするということではありませんから、やった方がいいに決まっています。どんどん実行しましょう!こう言うと当たり前過ぎですね。
しかしこれをしっかりやり続けているところは必ずしも多くはありません。そこで今回はその当たり前のことに対して当たり前の考え方をお話ししたいと思います。
まず改善をするアイデアが必要です。改善案が少なければよくなる個所は当然少なくなります。案があっても、実行でモタモタしていたら効果はなかなか出ません。もし改善活動が一過性のものであったら、せっかく実行した改善もアッという間に元に戻ってしまうでしょう。
改善には量とスピードと継続性の3つが必要なのです。
たとえ小さな改善でも一人がひと月に1件実行したら、一年間では12件の改善になります。そしてもし会社に50人の人がいて全員が同じことをやったら年間に置き直すと600件にもなります。一見取るに足らないような小さな小さな改善であっても、膨大な積み重ねによって会社は大きく変わっていくのです。そして強い会社ほど、この積み重ねを10年、20年、30年…と続けているのです。
全社をあげて、進んで改善が実行される仕組みになっているでしょうか、進んですぐに実施される仕組みになっているでしょうか、進んで継続していく仕組みになっているでしょうか、…。
強い会社には必ずこの3点が揃っているのです。
今週の言葉 改善に必要なことは、自発的な量とスピードと継続性である。
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