物流会社が取り組むべき管理技術 物流マネジメントサイクル

物流会社がより効率化して低コストでオペレーションを行っていく際にはぜひいくつかの管理技術を身に付けると良いと思います。多くの物流会社が手を付けていない領域なので、早めに着手すれば他社から一歩抜け出すことが可能でしょう。

物流会社の現場を訪問するとまず気になるのが現場に「管理ボード」が無いことです。つまり現場がきっちりと管理されていない可能性が高いと思われるのです。

物流現場が日々の物流品質を初め、物流コストや納期管理などのSQDCMの状況がわかるツールを持っていないため、オペレーションがよくできているのかいないのかがわかりません。

スピードメーターがついていないクルマを運転しているようなもので、今の仕事のレベルが正しいのかそうでないのかがわからないのです。

毎日実施している仕事の状況がどうなっているのかが誰が見てもわかるように、現場には管理ボードが必要なのです。

この管理ボードに掲示するテーマを管理していく技術を管理技術と呼びます。

一例をあげてみましょう。

日々の出来高管理がわかる資料を現場に掲示することは重要です。何人が何時間かけてどれくらいのボリュームの仕事を行うのか、つまり作業計画がまず必要です。

そしてその計画に対して実際にはどうだったのか、つまり作業実績が必要になります。この計画と実績を日々常に対比しながら現場をマネジメントしていくことが求められるのです。

そして計画と実績にギャップがあったとしたら、その理由を分析し、それに対するアクション、つまり改善を実行することが必要になるのです。

これが物流における仕事のPDCA(計画-実行-確認-対応)のサイクルになるのです。これをマネジメントサイクルと呼びます。

最低でもこれができていない会社は自社の悪さを認識できない可能性があります。結果的に他社との競争に負けてしまうことにつながる恐れがあるのです。

いかがでしょうか。皆さんの会社では現場の実態が「見える化」され、全従業員で共有化されていますでしょうか。

これができていない物流会社は顧客から敬遠されがちなので注意が必要です。

次回に続きます。