物流業での困りごとは何ですか?(2) 物流業と外国人労働者

海外で業務展開している物流会社であれば外国人労働者の使い方は手慣れたものかもしれませんね。しかし圧倒的多数の物流会社は今まで外国人の方と一緒に仕事をした経験は無いと思われます。

製造会社であれば監督者が海外に行って現場指導を行っているケースがありますので、ある程度は外国人労働者の扱いはわかっている可能性があります。

しかしそのような経験のない物流会社は最初は大変かもしれません。そこでもし外国人労働者が入ってくることを想定し、あらかじめ何を準備しなければならないかを考えなければなりません。

よく言われるものに「現場の各種表記」が挙げられます。日本語は世界でも極めて特殊であるため、それを理解できる人は少ないと思います。そこで各国の人が読める表記が必要になります。

標準作業書でも同じことが言えます。中国語での表記、スペイン語での表記、ポルトガル語での表記など、その作業者の母国語での表記が求められます。

製造業ではこういった複数の言語での表示を工場のいたるところで見かけます。こういった対応が将来の物流業でも必要に迫られる可能性があることを認識し準備を進めましょう。

次に将来の課題として挙げられるのが「従業員の高齢化」でしょう。物流業に若い人たちが入ってこないことが話題になっています。

かつて3K職場が話題になりました。「きつい」「汚い」「危険」の3Kは物流業のみならずいろいろな業種で存在し、いずれも若者からは敬遠されています。

もちろん、今の状態を少しでも改善し、入ってみたくなる会社にすることも大変重要です。しかし現に若者がなかなか入ってこないと自然と高齢化していくことは避けられません。

女性労働者でも重労働を軽減していく措置が求められるのと同様に高齢者への対応は必要になってきます。

「今の荷役のやり方で良いのか?」「作業指示書の文字の大きさは今のままで良いのか?」「倉庫内の明るさは十分か?」などなど高齢者の立場に立って考えてみる必要がありそうです。

次回に続きます。