お客様の満足を得る(3) 「すぐできる改善」ネタを提供しよう

お客様への付加価値提供は「提案にある」というお話を良くさせていただいております。この提案ですが、難しく考えすぎている傾向があるように思えます。

よくお客様側(荷主企業)から取引をしている物流会社からこの一年間で一件も提案が無かったという話を聞きます。

「一件もない」という提案のレベルとはどのようなものでしょうか。きっと物流形態を変えたり荷姿を変えたりすることで大きくコストダウンや品質向上するアイテムをイメージしているのでしょう。

しかしこのような「大きな改善提案」も必要ですが、もっともっと「小さくてもすぐできる改善」がたくさんあるはずです。

このように「すぐできる改善」ネタを提案していただきたいと思うのです。たとえば出荷の前に荷揃えを行うとか、出荷伝票をあらかじめ作成して出荷荷物に添付しておくとか、そういった「すぐできる」、しかし「ある程度効果のある」ネタが良いと思います。

また、荷主が知らない「ちょっとした物流ノウハウ」を教えてあげるだけでもいいのです。重い荷物を航空輸送する際には重量バランスをとるために中心に置くためその分左右の容積が増えて価格が上がる、といった実際に現場を見たことが無い人にはわかりづらい物流ノウハウを教えてあげると良いでしょう。

トラックの荷台の写真を撮って見せてあげることも一つの提案です。提案のためには荷の出し方を変えることで、今目の前の写真よりも積載率が向上してコストが下がる、という話をすることです。

この荷主が知らないあるいは荷主が見たことが無い物流について「知識をインプットしてあげる」ことがお客様の満足を上げることは間違いないのです。

いかがでしょうか。あまり構えることなくお客様の満足を得ることができることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

「こんなことを言ったら恥ずかしい」という気持ちがあるかもしれませんが、お客様はその情報を欲している可能性があるのです。

「すぐできる改善」ネタをいくつも提供することが喜ばれるということを知っておきましょう。