『今必要なカイゼン』

日本カイゼンプロジェクト会長・認定講師による
2022年を迎える今、最も必要なカイゼンとは何か?

それぞれの専門分野における
『今必要なカイゼン』をテーマにした
経営者、カイゼン担当者に向けたセミナーのご紹介になります。

予定しているセミナーの一覧はこちら

セミナー紹介

有料セミナー

日本カイゼンプロジェクト会長 
柿内 幸夫

第1回

「わが社のDXへの挑戦」

日程:2022年2月4日(金)
17:00~(120分)

参加費:(会員)¥8,000 | (非会員)¥15,000

※上記は税抜き価格になります。

申込締め切り:1月31日(月)

詳細はこちら
無料勉強会

日本カイゼンプロジェクト会長 
柿内 幸夫

第1回

「コンサルタントの柿内はナゼ、“デジタル化”の取り組みに力を入れるのか。」

日程:2022年2月4日(金)
15:00~(60分)

参加費:無料

参加費:無料

申込締め切り:1月31日(月)

詳細はこちら

有料セミナー受講料※無料勉強会は受講料がかかりません。

会員価格
8,000円(税別)/1名1回
非会員価格
15,000円(税別)/1名1回
  • ※当日やむをえず欠席の場合は後ほど事務局より当日の映像を送らせて頂きます。(資料、映像共に1週間閲覧可)
  • ※参加者は必ずZoomセミナー時に顔出しでのご参加をお願い致します。(複数人参加を防ぐためご協力お願い致します。)
有料セミナー 日本カイゼンプロジェクト会長 柿内 幸夫

『わが社のDXへの挑戦』 日程:2022年2月4日(金) 17:00~(120分)

残念ながら現在、デジタル化において日本は欧米の先進国に後れを取っている。これは問題でありすぐに対応する必要がある。しかし欧米のマネのデジタル化ではダメだ。日本の強みを生かした独自のデジタル化を進め、結果として小さなことからでも成果を上げることが大切だ。最近はデジタルトランスフォーメーション(DX)といった新しい言葉も登場し、大手でないと無理なのではと恐れを抱く企業も見受けるが、実はそんな大変なことではない。一歩一歩着実に進めて行く方法は身近にある。

日本は、QCサークルやトヨタ生産方式のような現場カイゼン活動で、高品質の商品をコストを下げてより多く売るというビジネスモデルを確立した。日本の製造業は現場カイゼンを軸とした戦術的アプローチで経営を進めてきた。

一般的には、欧米の現場従業員は単純労働者であり、日本と比較して現場カイゼンレベルは低いと言われている。また品質や稼働状況などの現場発の情報は経営者にきちんとは届かなかった。日本のように現場でのコストダウンや品質向上を期待できない欧米の経営者は、マーケティングや設計レベルで製品の付加価値を高めるという経営戦略的なアプローチで対応してきたといえる。

しかしデジタル化の進展で、欧米の経営者にも設備の稼働状況や品質の情報などが日本並に伝わるようになった。加えて現場カイゼン力が低い欧米はインテグラル(すり合わせ)型生産は得意でなかったが、モジュラー(組み合わせ)型生産が広がった現在、会社としてトップダウンで生産指示を出し標準化や自動化を進めるモノづくりができるようになり、能力を上げた。欧米はこれまでのモノづくりにおける日本の優位性をかなり奪った。

では日本の製造業はどう対応するべきか?一時期カイゼン力で世界のモノづくりを牽引した日本であるが、このまま何もしないでいれば置いて行かれるかもしれない。しかしデジタル時代の到来を好機ととらえ、再び日本のモノづくりを強くすることは十分に可能である。欧米の製造業はモジュール化とデジタル化で品質と生産性を上げたが、日本が得意とするボトムアップのカイゼンはできていない。日本はここに注目して、デジタルで現場のカイゼン力を強化し経営力を向上するのだ。

具体的には、経営者は従業員の能力や望んでいることなどをこれまで以上に把握し、タイムリーなアドバイスや教育、あるいは投資を実行する。従業員はこれまでに培ったカイゼン活動に新たにデジタルの要素を加えて更に効果の大きいカイゼンを実行する。経営者に現場のことが分からないのですべてをデジタル化する必要がある欧米と違い、日本では今弱いと思われるところからデジタルを使いカイゼンを始めればよい。

例えば情報に関して言えば、メールをチャットに変えることで、部門間でお互いに関連する情報を同時に受け取れるようにする。その結果、情報面での手待ちがなくなり、対応が早まる。あるいは経営判断に必要なデータの収集やそれを用いての判断情報の作成を、手書き日報からタブレットなどでペーパーレス化し計算を自動化し、品質や生産の情報をリアルタイムに得られるようにする。その結果、これまで月単位で行っていた品質会議や経営会議の資料はすべて過去形であったが、常にリアルタイムでの把握となり対応が圧倒的に早くなり、経営成果が上がる。

現場活動では、これまでの紙の標準作業書を、スマホでビデオ撮影した標準作業動画に変え、作業教育訓練のレベルを上げる、あるいは安価な器材を活用し一部設備の変更を行うなどして設備のオン・オフを自動化するといった比較的簡単なことからデジタルカイゼンを始める。

経営者は従業員の情報をより多く入手して、彼らがより良いカイゼンを実行できるような手厚いサポートをする。例えば、若手従業員が発信しているSNSを見ることで、会社内では分からない彼らの能力を知ることができる。あるいは部下にやらせているプロジェクト活動に参加してみると、彼らとの会話の量が増え参加者のコミュニケーション能力が上がる。スマホでその時の様子を録画しておくと、経営者がプロジェクト活動を忘れることがないし、参加者の緊張感も高まりより良い結果を出せる。あるいは個人面談をしたいと思ってもなかなか時間が取れないことがあるが、Zoomを使うなどすれば個人でもグループでも時間と場所設定の自由度が高まり簡単になる。そして録画もしておけば、経営者が従業員の声を聞くことに徹しているかをチェックでき上手な会話の練習にもなる。

このようにして全従業員の能力アップを図りながら、デジタルが持つ見える化や、受注情報などの重要な情報をかかわる部門全部に同時に配信したり、設備同士が連動したりするようなデジタルカイゼンを進め、モノづくりの能力を高めていくのがわが社のDX化である。

こんな方にお勧めです!

  • ・DXを手身近に導入してみたいとご検討中の経営者
  • ・大幅な生産性向上を必要とする経営者・管理者
  • ・若手の能力を生かしてカイゼンを実行したい経営者・管理者
  • ・デジタルが何となく怖いと思っている経営者

会長からのこのセミナーのおすすめ文

近年デジタル化が進み、DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉がいろいろなところで使われるようになっています。
突然、新しい言葉が出現したので慌ててしまい、間違った対応をしてしまうケースもあるようです。例えば自分たちには全く手が出ないと思い込んで、外部の専門家に丸投げ状態で対応実行を頼んでしまうようなことです。
そうした結果、莫大な費用を請求されて、その上大きな成果を出すことができないということが起きる可能性も大いにあります。

一般的なDXとは違う、私たち日本の中小の製造業にぴったりのDXの導入方法があるのです。
日本の製造業が得意とするカイゼンの力にデジタル化による速度感と情報分析を加えたDXであり、全体最適の経営力を更に強めることができるアプローチです。

日本独自のDX、そして『わが社のDX』のやり方を具体的な資料を使いながら解説いたします。

参加申し込みはこちら
無料勉強会 日本カイゼンプロジェクト会長 柿内 幸夫

「コンサルタントの柿内はナゼ、“デジタル化”の取り組みに力を入れるのか。」 日程:2022年2月4日(金) 15:00~(60分)

現在、人手不足が問題となっている工場が多い一方で、生産要求は増えつつあり、このまま行くとせっかくの飛躍のチャンスを逃す恐れがある。私はコンサルタントとしてこの問題解決に大いに貢献したいが、急な問題発生に対して対応しきれない可能性を感じていた。

その理由は、これまでの時代にやってきたカイゼンスピードを前提にすると、今回の突然の人員不足を短期間に補う生産性向上は難しいと思ったからだ。しかし、ここで諦めてしまえば私の存在意義がなくなることになるので、何としても打開策を生み出さなくては…と考えて気付いたことがあった。それは最近に劇的な生産性向上を達成した事例が自分の身の周りに多くあり、それらにすべてデジタルが使われていたことだ。

今回の無料勉強会では身の回りに既にあるデジタル化を題材に、我々が見逃している生産性向上や品質向上などのカイゼンの大きな可能性を探っていきたい。

例えば、最近はほとんどの店舗入り口に検温のための設備が用意されている。最初は台上に非接触のデジタル体温計が置かれていて、それを入場者が手に取って検温するような間に合わせの状態から始まった。更には手で触ることに不潔感があり敬遠されたので、次第に顔や手を近づければ測定できるような器材が導入されるようになったが、スルーして入店する人もいて安全面で不十分だった。
しかし最近ではただ入り口を通過するだけで検温され、一定以上の体温が検出された場合はその場で知らせてくれる設備が増えている。明らかに能率と安全性が上がっており、しかもこれがわずか2年足らずの間で開発、実装されている。

また、最近のスーパーマーケットのレジはほとんどが半自動レジに変わっている。以前に比較して回転率を2倍にしていることと、現金やカードの手渡しなども不要になりコロナ禍での感染防止に役立っている。さらに無人セルフレジも広がりつつあり、確実な能率と安全性の向上手段として今後も間違いなく広がるだろう。

私の家の近くのJRの駅にあった「緑の窓口」は先月廃止された。理由はこれまでの窓口業務のほとんどは、高度化された自動販売機でカバーできるので不要になったからということだ。

毎日使っているスマホでも、アプリを探すとすごいことができることが分かる。以前にもご紹介したがGoogle Lensというアプリで手書き文字を撮ると、それがテキスト文字に変換される。そして必要なら外国語に翻訳することができ、外国人労働者の標準書の作成などに使うことができる。花の写真を撮ると、これまでであれば、図書館で大きな図鑑を借りて調べるしかなかったその花の名前が即座に出て来るといった機能も工場で応用できないかと考えている。

バーコードやQRコードを読める機能を使って、製品出荷時の検品や検査に使って間違いを減らすことができる。ビデオを使って教育訓練をすることができる、などスマホを活用するだけで仕事のやり方を変えることができそうだ。

Lineは家庭などで幅広く使われているチャットツールだが、職場でもグループチャットの活用で情報のリアルタイムでの共有化が可能だ。これを会社での情報共有化と素早い対応によるリードタイム短縮に使えないか。

以前はDVDをビデオ屋に行って借りていた。しかし今はネットフリックスやアマゾンプライムなどで必要な時にどこにいても見たいビデオを見ることができる。
ペーパーレスと同じようにディスクレスになりとても便利になった。しかし私はこのビデオの業界の変化で注目するのはサブスクという支払方法だ。
サブスクの一番の特長は定額払いという支払方法だと考える。
これから起こるであろう需要の急拡大に対して、まず材料を仕入れてから見込み生産をするという資金繰りのリスクを抱えず、確実にお金を手に入れることができる。
加えてこの方法を通じて企業は顧客がどのような好みの傾向を持っているかのデータを取ることができる。デジタル化により、支払い方法や販売方法にもバリエーションが広がった。
ここで紹介したデジタルの話は、そのほとんどがカイゼンに使えるデジタルの技術であり、戦術的な位置づけになると思う。

本来のデジタル化はDXといわれるように、これらの方法を使って戦略的なレベルを上げることである。しかしその前提としてこのように既に日常に定着しているモノを通じてデジタルの何たるかを知ることが重要と考えた。次の本編のセミナーでそのことをお話しする。
更に積極的に活用方法を考えることで、今求められている生産性向上などのタスクを達成したい。

参加申し込みはこちら

セミナーお申し込みフォーム

お名前 (必須)

会社名(必須)

住所(必須)

電話番号(必須)

メールアドレス (必須)

申し込みセミナー(必須)

参加人数 (必須)

セミナーについてのご質問がございましたらこちらに記載ください