日本カイゼンプロジェクト会長・認定講師による
2022年を迎える今、最も必要なカイゼンとは何か?
それぞれの専門分野における
『今必要なカイゼン』をテーマにした
経営者、カイゼン担当者に向けたセミナーのご紹介になります。
日本カイゼンプロジェクト認定講師
仙石 惠一
第2回
『今さら聞けない・・・会社サプライチェーンを支える物流の基礎知識』
日程:2022年3月4日(金)
17:00~(120分)
参加費:(会員)¥8,000 |(非会員)¥15,000
※上記は税抜き価格になります。
申込締め切り:2月25日(金)
【開催条件】
5名以上の参加で開催となります。
有料セミナー受講料
つい最近英国でガソリンスタンドに油が届かずに休業となったり、スーパーマーケットに日用品が届かず棚がガラガラになってしまったりと驚くような現象が起きました。この要因はドライバー不足です。
1000万円相当の給与を出すという求人があったにもかかわらず、ドライバー職は充足されませんでした。
このような現象は対岸の火事ということで静観している場合ではありません。日本でも同じようなことが起きないとは限らないからです。
日本で会社経営をされている方の多くが物流に関心を持っていないようです。関心があっても物流について学んだことがなく、自社でどのような手を打つべきか理解できていないのではないでしょうか。
欧米ではロジスティクスがあってものづくりがあるという発想をします。一方で我が国ではものづくりにはとことんこだわるものの、ロジスティクスには無頓着な実態があります。多くの資源を輸入に頼っている日本ではロジスティクスの重要性がわかっているはずですが実態はどうなんでしょうか。
物流は宝の山だと言われ続けて40年が経過しました。経営者の方であれば「物流が宝の山」という言葉はお聞きになったことがあると思います。しかしその山がどこに存在し、その山のどこを掘ったら宝が出てくるのかについて知らないのではないでしょうか。
経営者の方はまず日本における物流の実態がどうなっていて、今後どのような方向に進みそうなのかを知る必要があるでしょう。この中には荷主会社としてのメーカーに影響を及ぼす物流関係法令の改正も含まれます。
次に会社のどこでどのような物流が発生しているのかを理解する必要があります。一般的に「見えている」物流コストは売上高に対する比率で5%程度であることがわかっています。しかしそれ以外に「見えていない」物流コスト、即ち他の勘定科目に埋没して認識されていないコストがあることも知る必要があります。経費である物流コストを下げれば会社利益は向上しますので。
その上で自社ではどこから手をつけて行ったら物流改善のみならずサプライチェーン全体の効率化につながるかを理解し、会社利益向上のみならずSQDC改善につなげる方策を実行していく必要があります。
本セミナーでは経営者の方が知っておかなければならない物流関連知識をいくつかのデータを活用しながら解説します。うかうかしているとドライバー不足が深刻化し、御社のサプライチェーンが突然途絶えてしまうかもしれません。得意先に製品を供給できなければ取引停止は避けられません。ぜひご参加いただき未来に向けた企業戦略に物流を位置づけ安定的なサプライチェーン構築につなげていただきたいと思います。
これまであまり話題にならなかった物流が、最近は頻繁に取り上げられています。世界的なコンテナ不足でこれまで普通に流通していた物資が届かなくなっています。同様のことが日本でも起きています。
例えばAmazonプライムで注文すると翌日に来るのが当たり前でしたが、最近は翌々日以降になることが起きています。
今まで問題の少ない分野であった物流に大きな変化が起き始めており、これからいろいろな物流問題が顕在化してくると予想されます。
その時に私は物流カイゼンを独立したテーマでとらえるのではなくモノづくりの一環としてとらえることが大切だと思っております。物流の役割は仕入時と出荷時だけではないからです。
そのような観点を持つ指導者はなかなか見当たりませんが仙石惠一先生はモノづくりのご経験も長く、物流と製造が一体となった全体最適のカイゼンをご指導されています。以前に私と合同で物流と製造が一体となったカイゼンのセミナーをしたこともある方です。コストダウンや納期短縮などに大きな成果を期待する経営者の方に是非ともお勧めしたいセミナーです。