
物流の活動を測定できるツールはとても重要です。しかしこれほどまでに大切なツールにもかかわらず、意外と導入されていない会社が多いことには驚かされます。
世の中の商品やサービスを購入するときにカタログを見ますよね。このカタログには商品と希望小売価格が提示されています。
にもかかわらず、物流というサービスについて「商品」と「価格」をカタログで見かけることはほとんどありません。カタログすら存在しません。それはなぜでしょうか。
物流にはいろいろなパターンがあることは事実です。しかしだからと言ってカタログが作れないということにはつながらないでしょう。それは基本パターンは作成できるからです。
買う側のことを考えるとこの基本パターンと基本価格は提示しておくべきでしょう。これが無いということは残念ながらあまり顧客の方を向いていないと言わざるを得ません。
このカタログを作ることができていない理由は何なのでしょうか。その一つは物流自体を測定するツールが明確になっていないことが考えられます。
段ボール箱を日に100個動かす時に必要となるコストについて明確に把握できていないと、カタログ化は難しいと思われます。
顧客から引き合いがあるたびに都度時間を測定し、それに基づいて価格を算出することが多いのかもしれません。しかしそれを繰り返していると、都度価格のベースが変更になる可能性があります。
ある時は100円であり、ある時は120円であるということが発生します。このような価格のばらつきがあると顧客の信用を失ってしまいかねません。
そこで毎回の見積もりを同じ原単位で作成できるようなメジャーが必要になります。ではそれはどのように作成していったらよいのでしょうか。
一つに過去の実績から作成することが考えられます。倉庫内作業者が過去に何時間で段ボール箱をいくつ処理できたのかを調べます。
これで一箱あたりの工数がわかります。それに労務費原単位を乗ずることでコストが算出されることになるのです。
この基準たるメジャーを箱のサイズ別に保有することで顧客に提示する価格見積もりに統一性が出てきます。
次回に続きます。