新鮮な目で物流現場を見る(2) 「奇想天外」な考え方を

物流現場に限った話ではありませんが問題点出しで重要なことは「その意見を否定しない」ことです。誰かが問題と感じたことについて勝手にそれを潰してしまうことほど愚かなことはありません。

前にもお話しましたが、長年その仕事をしているとその状態が当たり前になってしまいます。しかもその仕事のやり方がベストであると思い込んでしまうものです。

これが改善のネックであることは言うまでもありません。

どの職場でも従来から改善を進めてきています。そうなると簡単な改善アイテムが少なくなり、徐々に改善することにエネルギーを要する状況になりつつあると思われます。

そうなるとできれば「奇想天外」な考え方をしていきたいものです。この「奇想天外」ですが、その職場で長年仕事をしてきた人にとって「奇想天外」であっても他の職場の人にとっては当然と思われる問題点なのかもしれません。

その意味でも「新鮮な目」によって現場を見ることがより重要になってくるのです。新鮮な目による問題点の指摘は天の声かもしれません。大事に扱うことが必要です。

他社の人に現場を見てもらうことも効果的かもしれません。この場合異業種の人であればなお良いかもしれません。

先日も筆者にとって全くの異業種の現場に行きましたが、なぜこのようなやり方をしているのか、と疑問に思うところがたくさんありました。

その理由を聞くとほとんどが「昔からこのやり方をしているから」という回答でした。そのやり方が合理的で他の方法が見つからないといった性質のものは無かったのです。

物流現場を見るときには「なぜこのような方法をとっているのか」と考えながら見ていくと良いのではないでしょうか。

問題意識を持って現場を見ていくことは現場改善ネタが見つかるだけではなく、自身の成長にもつながるはずです。

次回に続きます。