
まず最初のMである「人」について考えてみましょう。前回もお話させていただきました通り、「人」が変更になった時にはミスが発生しやすいと思われます。
そこで物流監督者は新人に対してはしっかりと仕事を教え込む必要があります。これを他人任せにすると失敗する可能性があります。
まず仕事をやって見せ、仕事の手順と急所を言わせて見せ、実際にやらせてみます。そしてその状況を観察してフィードバックします。つまり正しくない部分についてはその場で修正させるのです。
さらにその新人の作業状況をしばらくの間、しっかりと観察します。この時に発見された気になる点についても本人にフィードバックして修正させます。
これを作業観察と言います。これは物流監督者の仕事の重要な部分です。監督者の給与に含まれる部分ですから決して手を抜いてはなりません。
新人に限らず急な欠勤時のピンチヒッターについても同様のことを実施する必要があります。
次に2番目のMである「もの」について見ていきましょう。物流業務における「もの」は多岐にわたります。パレットや容器、段ボールなどたくさんあると思います。
一例を挙げて考えてみましょう。得意先から受託している梱包業務で包装用資材が変更になったとしましょう。段ボール箱の印刷が一部変更となり、旧品は使用が不可能になったとします。
もし旧品と新品を職場に置いておくと誤って旧品を使って梱包してしまう可能性があります。ですからこの場合は「旧品は職場から撤去する」というルールを作成する必要があります。
もし旧品がなくなり次第新品に変更する場合には、旧品がなくなる前に新品を使ってはならないため、旧品が無くなるまで新品を職場に置かないというルールを作成します。
保管場所の表示もしっかりと付けましょう。間違った段ボールを取ることの無いように新旧の区別をわかりやすく表示します。
次に3つ目のMである「設備」について考えてみましょう。物流業務における設備には自動仕分け装置やデジタルピッキング装置、トラックやフォークリフトといった運搬具などがあるでしょう。
次回に続きます。