管理業務に精力的に取り組む 物流の「作業」と「管理」を学ぶ

物流の仕事には実際にモノを運んだり梱包したりといった実作業と出荷管理や在庫管理などの管理業務があります。
実作業に長けていても管理業務はさっぱり、という会社もあるのではないでしょうか。しかしこの管理業務にこそ物流のバリューがあるともいえるのです。
逆から見ると「管理業務をしっかりとやってくれる会社」は魅力的に感じるものです。
 
自社内物流でも同様のことがいえると思います。たとえば構内物流の担当者は運搬業務ばかりやっていればよいということではありません。運搬の傍ら在庫管理を行う、出庫管理を行うといったことは当然に行われていなければならないのです。
顧客が安心して荷物を預けることができる会社はしっかりとした管理ができる会社です。倉庫業は単なる荷物の一次預かりではなく、数量管理や品質管理ができることが基本だといえます。
そこでどうしても必要になってくるのが「管理業務」に対する技能向上でしょう。新入社員が入ってくるとフォークリフトの扱い方や製品番号の読み方などは教えるものの、在庫チェックの仕方やトラックの回転率の管理などを教えることは稀であると考えられます。
そこで社内の技能向上の方策には必ず「作業」に関するものと「管理」に関するものとをセットで入れておかなければなりません。
 
これは仕事ランクごとに設定しておくことが望まれます。よく一定のレベルに達したところで初めて「管理業務」をやらせるといったケースがあります。
しかし新人でも在庫を管理するといった基本業務は担当することが多いので、仕事の難易度に応じて必ず「作業」と「管理」の両方を学ばせることが大切になってくるのです。
次回に続きます。

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